スカーレット・ベリ子先生の作品で、「みのりの手」のスピンオフ作品でもある四代目・大和辰之。
このBLがやばい2016にも選ばれ、Renta!2015年BLコミック部門、上半期ベストセラーランキング第1位も獲得した人気作品です。
四代目・大和辰之 あらすじ
美形整体師であるみのり先生に、「スペシャル」な施術を受けて癒やされていた辰之は、先生がいなくなって失恋。まるっきりやる気を失っていました。
そんなある日、ふぬけた状態から叩き起こすため、九州の福岡に行かされる辰之。
福岡でヤケになった辰之は、酔っ払って公園で寝ているところを、保育士の小鹿望にお持ち帰りされて…
望は辰之に執着し、酔っ払っている間にエッチをし、目が覚めるとずっと会いたかったとキスをします。
子どもの頃に出会っていたふたり。
辰之も少しずつ心を許していきますが、ある人物の罠が待っています。
四代目・大和辰之 感想(ネタバレ注意!!)
みのりの手も当然ながら読んで面白かったのですが、キャラ的にこの作品が好きです。それぐらい辰之と望は魅力的なキャラクターですね。
ふたりとも、すっごく男前なんですよ!
辰之はイケメンというより強面なわけだけど、そりゃ~いい男ってわかってきます。めっちゃカッコイイです。
望は一般的なイケメンですが、ギャップがすごい。
辰之といる時は、あまあまでちょっと天然っぽいのだけど、辰之を守るという状態になった時のあの顔・・・ゾクゾクっとするぐらい男前です。それに、実際すごく強いというのもギャップ萌え。
お互いがお互いを想っている様子がひしひしと伝わってくるのは、やはり後半。
組や望を守るために、櫓木の言いなりになってしまう時は泣けました。
特に、ひとりで明日櫓木の元に行くのだと決意をし、その前に望とエッチをするシーンは泣けます。
櫓木もまたこの作品では悪役の立場でしたが、本当に心から悪い人ではないので、最後の終わり方も納得できます。
スカーレット・ベリ子さんの作品は、安心して読めますからおすすめです。
ストーリー重視の方も、納得できる作品だと思います。